こんにちは!年子姉妹ママ、たぬきです
モンテッソーリ教育ってもやは目新しいものでもなくなってきましたね。我が家も長女妊娠中にその存在を知って感銘を受けた1人。モンテッソーリ教育を取り入れている園(通称モンテ園)に入れるか悩みました。
結果我が家はモンテ園には入れずおうちモンテを細く長く続けることにしましたが、その際に何校もモンテ園に見学・体験・通っている人へのヒヤリングなどをしましたのでその際のメリット・デメリットをまとめようと思います!
モンテッソーリ。聞いたことあるけど・・・
い、一応説明してくれる・・?
そうね、一応ね
モンテッソーリ教育とは
イタリアの医師・教育家であったマリア・モンテッソーリ博士によって考案された教育法で、大きな特徴として「子どもには、自分を育てる力が備わっている」という「自己教育力」というものが存在することが前提の教育方針となっています。
「子どもには生来、自立・発達していこうとする力(自己教育力)がある」ということはつまり、子どもを子ども扱いせず、言葉の話せない赤ちゃんですら自分の意思があり自発的に成長していくということです。
私はこの考え方がとても好きで、答えられなくても聞いてあげる・意思がある前提で配慮するというのは子どもが0歳のころから気を付けています。
赤ちゃんにも好きな色とかあるのかな♪なんか素敵な考えだよね。モンテッソーリではなにを教えるの?
モンテッソーリ教育で大切なのは「環境」を用意することなんだよ
モンテッソーリ教育では、子どもに何かを「教え込む」ことはしません。子どもの自己教育力が発揮されるためには発達に見合った環境(物的環境・人的環境)が必要であり、大人がすべきことは、子どもを観察し、環境を整えることだと言われています。
モンテッソーリ園のメリット
①環境が整っている
モンテッソーリで一番重要なのは先ほども述べた通り「環境」です。子どもが出来るか出来ないかギリギリのものを手に届くところに置いておき、子どもが自発的に使い方を考えるというのが理想。この環境づくり、なかなか家ではできないですよね。
妊娠中、大量の本や論文等で独学で勉強したあとに何校も見学に行きましたが、どの園も「環境」に関しては完璧に近かったように思います。きちんと整理された棚、年齢に合った教具、おしごとスペースなど羨ましい限りの環境でした。
②教育法を学べる
これが最大の魅力であり、私も一番悩んだポイントです。モンテッソーリ教育って「子どもが自発的に・・・」とか「発達段階を理解して提示してあげる」とかめちゃくちゃ良いこと書いてあるんですけど、実践しようとすると難しい。
それがモンテ園だと実際にプロの先生に相談して今はなにの敏感期のフェーズに入っているのか子どもの行動をもとに教えてもらえたり、合っている教具を紹介してもらえたりします。なにより、おしごと中にこどもの集中力がなくなったときの声かけ方法などが聞けたりしてすごく勉強になり家でも真似しやすくなります。
③教育意識の高い人との情報交換ができる
これはモンテ園に限らずインターやお受験幼稚園でも同様かもしれませんが、通っているママの教育意識が高い方多いです。モンテッソーリは教育方針がはっきりしているので、お受験系ママより「こどもに伸び伸びさせてあげたい」「個性を生かしてあげたい」という傾向が強かったように思いますし、その分海外志向の方も多かったです。
ママ友付き合い面倒と思う方もたくさんいらっしゃると思いますし、私もその1人でしたが、子どもの教育のことを考えると自分の教育方針と似ているママ友を作ること&その方々の情報というのはすごく重要だなと思っています!
モンテ園デメリットは?
①「環境」だけの可能性もある
私は都内在住ですが特に教育熱心なエリアに住んでいて、本格的な園~習い事レベルまでモンテ採用園がいくつもあります。前述の通り5~6校見学し、お試しのために短期入園もしました。
そこで感じたのは園のレベルの差です。
なにより、先生の質のレベルは本当に様々で、モンテッソーリの教育理念をきちんと理解して子ども1人1人に向き合おうとしてくれる先生もいましたが、同じ園でも先生によっては教具の使い方を教えてるだけで子どもの好みとかはあまり気にしていないような方もいました。
モンテッソーリは「見守る」ことが大人の役目なので先生の質を見極めるのは本当に難しいのですが、私は見学や体験の際に先生と深い会話をしようと心がけていました。下記のような質問は先生の本気度が見えておススメです。
- どうしてモンテッソーリの先生になろうと思ったんですか?
- モンテッソーリ園の子供はほかの教育方の子供とどう違うと思いますか?
- モンテが合わないなと思う子の特徴はありますか
- モンテッソーリ園の先生をしていて嬉しくなる瞬間はなんですか?
特に最後の質問、これは本当に子どものことを想って接していないと中々出てこないと思います。偉そうにならない程度に聞いてみてください!
②園に任せきりになる
見学・体験と同時にモンテッソーリ園に通っているママ何人かにも話を聞いた中で出てきたデメリットです。
園では集中しておしごとできるし、片付けもできるのに家ではさっぱり。これはやはり園の環境が良くも悪くも整い過ぎているから。忙しいワーママの1人はモンテッソーリ園に預けているからと家で何もしなかったら「やりたいときにやるからいいよ」とモンテの自発性の部分だけ取ってわがままになった気がする・・・と言っていました。
家でも出来る限り園の環境に近づける努力は継続的に必要なようです。
③費用が高い
これはもう言わずもがな・・・英語やモンテなどなにか特別な要素が入ったら高額になるのは当たり前です。
そのコストが見合うのかどうか、家では出来ないのかどうか、というあたりがポイントでしょうか。
結論、我が家はおうちモンテッソーリに
なんでモンテッソーリ園に行かなかったの?
- 家で取り入れられる要素がある
- 「ここ!」という園に出会えなかった
- 園に通っても親の継続的な努力は必要
上記の理由あたりで入園は違うなと判断し、おうちモンテッソーリに切り替えました。子どもの各年齢で発達段階を勉強して教育機会を提供してあげるというのは当面必要なことなので、引き続き勉強しています。
おうちモンテではパパにモンテッソーリとは?を理解してもらうこともすごく重要。部屋全体のレイアウトにも関わってきますからね・・・うちのパパにはこの本を読んで勉強してもらいました、漫画なので読みやすいです。
まとめ
モンテッソーリ園だけでなく、なににどれだけの教育費をかけるかは親の大切な決断の1つだと思います。自分の目で見て自分の教育方針や我が子の性格に合っているのか確かめるのが一番。まずは気になっている園の見学に行ってみてくださいね!