こんにちは!年子姉妹ママ、たぬきです
「家の環境もモンテッソーリを意識しています」と言うと、「具体的にはどんな
?」と聞かれることが多いです。
大げさなことは何もなく、本当に些細なことばかりです。
ただ、意識しているのは子どもたちが自分の意思で動けるような導線を作ること。
簡単に真似できる、『モンテッソーリを意識した部屋』を作るポイントをシェアします
- モンテッソーリ教育の考え方
- 簡単!モンテッソーリ教育を日常に取り入れる方法
- モンテ部屋【リビング編】
- モンテ部屋【子ども部屋編】
- モンテ部屋【キッチン編】
「自分で届く」が原則
モンテッソーリ教育における大前提は、子どもには自己教育力が備わっていると考えること。
自己教育力?
自己教育力=自分で自分を育てる力を意味します。
当たり前ですが、親の方が経験値が高く、危険なことや失敗しそうなことを察知できてしまいます。それが先回りに繋がり、子どもが行動する前に正解を伝えたり行動を抑止してしまう・・・
この行動、モンテッソーリ教育ではNGです。
あくまで子どもの自己教育力を信じ、力を発揮しやすい環境を整え、サポートに徹すること。教え込んだりすることはなく、子どもの自立心や責任感を育み、生涯学習を続けていける人間を育てることを目的としています。
そのため、大原則は『子ども自身が手に届く範囲に置く』こと。
モンテッソーリ園ではハサミなどの危険なものでも子どもが自由に手に取れる場所に置いているくらいです。
ハサミを3歳児に!?怖いなぁ
完璧な必要ナシ!意識していること
そうは言っても、日常生活はモンテッソーリ園とはかけ離れているもの。その理念を自宅で実現するのは相当な難易度だと思います。
もちろん私も咄嗟に「だめだめ!」と抑止したり、時間がないときは親がやってしまったり、なんていうのは日常茶飯事・・・
しかし、重要なのは後悔してしまったときの振り返りだと思っています。
「だめ!」と言ってしまったとき
▶止めないといけない環境を変えられないか
たとえば、触ってほしくないものを触れる場所に置いていないか、まだ子ども自身でコントロールできないのに好奇心を刺激していないか。子どもの行動が「だめ」なのではなく、親が与えている環境が「だめ」なのでは?
親が先回りしてしまったとき
▶どうしてもしないといけない状況だったかどうか
時間がない・人に迷惑をかけるなど仕方のない状況だったのかどうか、次に自身で挑戦させてあげられるタイミングはいつなのか?
こんなふうに、親側の意識を少しずつ変えていくこと。
状況が許す限り本人の意思で行動できる環境に近づける努力(サポート)を続けるということだと思っています。
リビング
我が家はリビングがキッズのプレイルームを兼ねているので、おもちゃが一番置いてある場所、と思ってもらえれば大丈夫です。
やはり一番重要なのはおもちゃ収納の仕方。
- なにがどこに置いてあるのかすぐに分かること
- 子ども自身の手が届き、自身で持ち運べること
- 片づける場所が分かること
そのためには、定期的なおもちゃの仕分けが大事。数を厳選し、棚に出すもの・目に見えないところに片づけておくもののを定期的に変えます。一度飽きてしまったものでも久しぶりに出すと子どもの食いつき具合もアップしますよ!
うちで使っているこの棚は無印。
このスタッキングシェルフは名前の通り、好きなように重ねられるようになっているので、うちでは2つ重ねて横向きに置いています。一番上に置いてあるものでも身長90cmの長女は手に届きます。
高さもちょうど良く可愛いので後悔はないですが、長さのある木琴などが横向きで入らないのがネック・・・買い替えるならこっちを買うかなぁ。
また、片付けの意識を持つためにこのように玩具の定位置を視覚的に示します。
スマホで写真を撮って100均のラミネート加工フィルムを貼るだけなのでめちゃくちゃ簡単です。
私はマシカクが可愛いなと思ってこの形をオンライン発注していますが、通常の形であればコンビニでもすぐ印刷できます!
子ども部屋
服も毎日自分で選択して持ってきてもらえるようにしています。
このように子ども自身が手に届く高さで、服の種類毎に収納を分けると「上の服はハンガーから、ズボンはここ、靴下はここから取るのね」と理解してくれるようになるので、
「きょうの服選んできて~」と言うと自分で着替え一式持ってきます。
もちろんまだ2歳なので他の服を落としてしまったりしてぐちゃぐちゃになることもあるのですが、それはやむなし・・・後で私が片づけます。
余計に手間がかかるような・・
感覚的に、
本人にさせてあげる>>>>>>>>親がやる
というくらい面倒・・・笑
棚ごと変える必要はないので、まずは服を仕分けして自分で自分の服を取りにいける環境を作ってあげてください
隣に鏡を置いて自分で全身が見られるように。まだお洒落感覚で本人が全身を確認しているわけではないのですが、「他者から見た自身」を意識してもらえるかなと思っています。
キッチン
台所育児も積極的に取り入れています!
簡単に真似できることで言うと、
キッチンに小さいワゴンや机を置いてあげるのはどうでしょうか。うちでは大ヒットでした。
箸やエプロンなどの食具を置き、自分で運んでもらう。食べた食器はそのワゴンまで運んでもらう。そんなことから始めると良いと思います!
我が家はキャスター付きのワゴンを置いているので、「ごはんだよ~箸置いたよ~」と言うと、喜んでワゴンに駆け付け「ごはんですよー!」と、コロコロと持ってきてくれます笑
まとめ
ご自宅で取り入れられそうなことあったでしょうか
最初は圧倒的に手間ですが、子どもも何度かやっていると慣れてきて普通に出来るようになってきます。親が世話しない分、「自分で出来るもん!」が日に日に強くなり自己肯定感も高まっているように感じます。
長い目で見ると家事や身の回りを自身で出来てくれるようになると親も楽ですし、本人の生活力も上がります。
これからは男性も家事出来て当たり前の時代です!息子さんお持ちの方もぜひ試してみてください
きょうも読者のみなさま&ご家族がHappyでありますように!