こんにちは!年子姉妹ママ、たぬきです
私は自分自身が英語学習が好きで将来こどもと一緒に英語で話せたらいいな、なんて思い、妊娠中から子どもの英語学習の進め方を調べてきました。様々な本や論文を読み漁った結果、私なりの「最適解」を見つけたのですが、きょうはその中でもおうち英語にスポットを当てたいと思います。
おうち英語、最近よく聞くよね
インター通えば英語話せるようになるんじゃないの?
正直、大人でも子どもでも没入型学習(英語環境に身を置く)というのは最短の習得法であるのは間違いなく、英語学習だけを切り取るとインターナショナルスクール、海外教育移住が一番効果が高いです。ただ、私も会社員として仕事をしていてそんな簡単に移住できない、国内インターの道もなかなか勇気のいる決断・・・。
限られた資源(お金・時間)をどのタイミングでどれくらい投資すれば一番効率よく、親・子ともにストレスなく学べるかということを考えた結果、我が家は当面おうち英語を軸に学習を進めていくことにしています。
- おうち英語で出来ること
- 年齢別(0~3歳、4~5歳、6歳~)の学習アプローチ
- すぐに実践できるおススメ法や教材
おうち英語で英語習得はできる?
結論、できます!
と言っても我が子もまだ小さいので「成果」として見えてはいないのですが、おうち英語を実践している方のSNSやブログ、様々な研究・本などから私が出した結論が「できる。ただ、親の知識と努力が必要」です。
お、親の努力・・・
私自身、英語は義務教育から始めて大学受験時もどちらかというと苦手教科。25歳で興味本位で受けたTOEICは550点くらいしかなかったような・・・本気になったのは30歳を超えてからで、最終TOEICの最高スコア895点、海外旅行では困らない英語力まで身に着けました。日本人にはそういった方多いのではないでしょうか。
語学学習の臨界期は12~15歳で終わりを迎えるなんて言われますが、実際唱えられている仮説は様々であり明確な答えはありません。ただ一貫して見られるのは「学習開始が早ければ習得がスムーズである」という見解です。
私がリサーチした限り、ポイントは下記だと思っています。
- 習得しようと思えば何歳からでも始められる
- 幼いころに始めると苦労が少なく習得できる
- 何歳から始めたとしても高度の英語習得には「学習」が必要
- 年齢に合わせた適切なアプローチで習得しやすくなる
日本人は日本で生まれ育っているので特別な学習なく3歳ころには日本語でコミュニケーション取れるようになっています。未就学児がインターナショナルスクールに通うとすぐに英語でコミュニケーション取れるようになるのはそれに近いです。
ただ、日本人もそのまま何の勉強もせず暮らしているだけで大学の授業や論文が理解できるようになるわけではないですよね。どの言語でも、深い思考を可能にするのは読解や多読などの「学習」です。
本を読む習慣がある人は語彙や言い回しなど日本語力が高いよね
たまに、「小さいころ海外に住んでいてペラペラ話せたのに帰国したら英語忘れた」というすごくもったいない話を聞きますが、生活英語力(=会話力)で満足してしまって次の学習英語力を身に着けなかったからなんです。話せるけど読めない→本などの内容が理解できない→読めないと英語力が向上しない→英語たのしくない、やめる!となり忘れてしまうんですね。
これらを踏まえると「出来るだけ苦労なく子どもに英語を習得させてあげたい」と願う親の最適解は、幼いころは英語でのコミュニケーションを意識、3~4歳ころから適切な学習を始めてあげるというところかなと思っています。
ただ、おうち英語のみで「完璧なバイリンガル」にするのは不可能に近いと断言します。「完璧なバイリンガル」を目指すには①英語教室をうまく活用する、②国内インター組になる、③海外移住しかないと思うので、その場合はインター選びや移住先選びの記事も参考にしてください!
【0~3歳】とにかく‘かけ流し‘
アメリカは移民の国であることは周知の事実ですが、移民生徒に効果があるとされている英語指導法があるそうです。「フォネミック・アウェアネス」と呼ばれるもので、言語にはそれぞれ独自のリズムがあり、英語特有の音感やリズム感を身につけようという理論です。
この手法、取り入れるのが簡単で、とにかくかけ流しておけばいいのです。
基本的にはどんなものでも良いのですが、おすすめは英語特有のライム(韻)をふんだんに使われているマザーグース(わらべ歌)なナーサリーライム。きょうからでも取り入れられる簡単な方法なのでぜひ試してみてください。
- 聞こえるか聞こえないか程度の音量でかけ流しておく
- ライム(韻)が入った音楽を流す
- 同じ歌を何度も繰り返しかける
- 親も一緒に歌ったり身体を動かして楽しそうにする
【おススメDVD】
ムーとティノのやりとりが可愛くて私も大好きです。有名なナーサリーソングはほぼ網羅していますし、同じころの幼児たちが一緒に踊っているので1歳や2歳の子でも一緒に踊れて楽しそうです。Head shoulder~やrain rain go awayはこれで歌えるようになりました。
たまたまペネロペの服を買ってみたところ次女が大ハマリしたことをきっかけに購入してみたところすごく良かったです。アニメ→レッスンの構成になっていて2歳後半~おススメ。イギリス英語なのがかっこいい。
【おススメCD】
たくさんありますが2つだけご紹介。家ではDVDやアマプラのかけ流しが多いのでCDは車の中を中心に活用しています。
ちなみに、うちはyoutubeは外食時どうしても観たいと言ったときのみにしています。検索すると本当にたくさん出てきて便利なのですが、youtubeは途中で飛ばすことが出来るということを学んでしまい、飽きて「つぎのが良い!」とどんどんチャンネルを変えるようになってしまったので家では観ないことに決めています。
【4~5歳】フォニックスを意識
かけ流しを続けて、文字に興味を示すようになったらフォニックスへ移行です。
アルファベットチャートなどを使い、文字と音を一致させます。フォニックス読みも一緒に読んでみよう。
アルファベットカードを使い、アルファベット順に並べてみる遊びや大文字と小文字のマッチングゲームなど親子で楽しく遊ぶ時間にします。ある程度覚えてきたら家族の名前をアルファベットで作ってみると良いですね!こういうゲーム感覚のものが良いです。
youtubeやアプリ等で正しい発音を学びます。
Sight Wordsは日本語で言う漢字みたいなもので、「一目で読める単語」のことです。theやhaveなど頻出単語を単語ごと丸暗記します。頻出100単語を覚えることであらゆる英文の50%が読めるようになると言われています。
アルファベットの読みから始めてサイトワーズまで読めるようになると簡単な絵本が自分1人で読めるようになるはずです。子どもは自分で「できる!」と思えることに対して貪欲です。日本語の絵本と英語の絵本の「差」を本人が出来るだけ感じないような基礎作りをして、まずは「英語が読めるとたのしい」と感じることが最重要です。
「サイトワーズ」という言葉はあまり日本人には馴染みがないと思いますが、これがリーディングへ最短距離です。別記事でもまとめました。
【6歳~】リーディングにシフト
小学生以降はとにかく多読です。ポイントは音読すること。
リーディング・フルーエンシーと言って、「速いスピードで、流ちょうに読める状態」を指し、ネイティブの小学校3~4年生レベル、1分間に110~130語を正確に発音することを目指します。
本の内容理解は後回しでOK、ネイティブっぽくかっこよく読み上げることを意識することが大切です。
さらに、ここでポイントなのは子どもの英語力に合わせた本選び。長くなってしまうのでこれはまた別記事で紹介しますね。
まとめ
英語習得は極論「お金かければ何とかなる」のかもしれません。ただ、インターにお任せしたところで今度は日本語の勉強がどうする?非認知能力の育成や情操教育は?など考えると1つの学校に任せっきりで何とかなるものではありません。
教育方針の優先順位をきちんと定めること、親が言語習得のロジックを理解し、子どもの成熟度や性格に合わせて適切なアプローチを導いてあげることが大切だと思っています。
私もまだまだ模索中なので一緒にがんばりましょう!
きょうも読者のみなさま&ご家族がHappyでありますように!