こんにちは!年子姉妹ママ、たぬきです
子どもの英語習得の流れを勉強しているとたまに出てくるサイトワーズ(sight words)という言葉。この言葉にたどり着いた方、なかなか本気で英語教育に取り組まれていると思います、おめでとうございます(笑)←なにがw
この言葉、日本人にはあまり聞き覚えのない言葉ですよね。
サイトワーズを知ると子どものリーディング力がぐんと上がり、子どもが一人で読める本が増えていきます。自分で読める本が増えると英語の世界が楽しくなってどんどん読みたい、そして結果的に英語力が向上・・・と、とても大事なポイントなんです!
リーディングの要、サイトワーズについてまとめてみます。
- サイトワーズとはなにか
- フォニックスとの違い
- サイトワーズを始める適齢期
- サイトワーズの始め方
- おススメ方法&教材
サイトワーズとは?
フォニックスとは違うの?
全然違うよ。フォニックス→サイトワーズの順に勉強するんだよ
アメリカでも幼稚園で英語学習が始まるのですが、まずは「フォニックス」から学ぶというのはご存じの方も多いはず。「フォニックス」とはアルファベットの発音のルールであり、英語の正しい読み方を容易にしてくれる方法の1つです。
アルファベット1つ1つの音を覚え、つなぎ合わせると単語が読めるようになるというもので、70〜80%の英単語はフォニックスのルールに当てはまります。つまり、フォニックスを覚えればある程度の英単語を自然に拾い読みできるようになります。フォニックスについてはこちら。
ネイティブの子供たちもフォニックスに慣れ親しんだあと、サイトワーズ(Sight Words)を学びます。
英語圏の子どもたちの勉強方法なんだね!
サイトワーズ(Sight Words)は日本語でいうと漢字にあたり、「一目でわかる単語」という意味です。フォニックスのルールでは読めない「the」や「have」などの頻出単語を丸ごと暗記する学習方法です。
フォニックスは音を覚えるので歌を多用し楽しく学べるのに対し、サイトワーズは丸暗記・・・子どもにとっては若干ハードルが高いです。
日本語の漢字同様、基礎は覚えないといけないんですよね・・・(大人も嫌ですね・・)
何語覚えれば効果が出る?
サイトワーズにはいくつかのリストがあるのですが、ここでは有名なものをご紹介します。
未就学児向け
ドルチサイトワーズ/Dolch Sight Words
子ども向けの絵本でよく使われる単語220語に名詞95語を加えた合計315語の単語リスト。ドルチサイトワーズを覚えると、子ども向けの絵本の「約70%」が読めると言われています。
フライワードリスト/Fry Words List
小学〜高校1年生までの「教科書で頻出する1000単語」がまとめられていて、英語の教科書や新聞の「90%以上」が読めるようになると言われています。
ドルチサイトワーズは前置詞や5W1H、かなり基本的な動詞など日本で義務教育受けた方ならほぼ全て読めます。どんなに英語が苦手な方でも子どもと一緒に楽しめるものだと思いますのでまずはドルチサイトワーズから始め、300語→1000語を目指していきましょう!
未就学児の場合は300語で十分です。頻出100語→300語を意識しましょう。
私の経験上(義務教育英語レベル→TOEIC895点)、語学学習のカギは”読む訓練”と”声に出す訓練”です。後者は子どもは躊躇なくできる子が多いので、話せていると「うちの子英語得意かな」と放っておいてしまうのですが、読み書きができないとその後の英語力が伸びません。
英語を読むために、サイトワーズ(Fry Words Listの1000単語)を瞬時に読めるように訓練することが必要なのです。
フォニックスで起こりがちな「拾い読み」を解消し、リーディングフルエンシー(流ちょうに読む力)を効果的に身につけることができます。
何歳から始める?
英語圏の国の幼児教育現場では3〜4歳頃からフォニックスを始めて、5〜6歳頃を目安にサイトワーズを学ばせることが多いようです。
ただ、年齢はあくまで目安なので子どもの英語力に合わせて取り入れていくのが大切です。下記のような状況になればサイトワーズに移行してもOKと言われています。
- アルファベット26文字の音をきちんと認識している
- 文字に興味を持ち始めた
- フォニックスを楽しく学習している
サイトワーズはフォニックスと同時進行で進めます。フォニックスがすべて終わってからではなく、基本の音を覚えて文字にも興味を持ってきたら始め時です。
サイトワーズの始め方
サイトワーズ学習は基本的に暗記なので面白くないです。そのため、いかに楽しく覚えられるかが最重要!ゲーム感覚で取り入れられる方法をいくつかご紹介します
YouTube
ゲーム・絵本
商品詳細リンクに動画で詳しく紹介されているので見てほしいのですが、イラストで文字の内容が視覚的・直感的に分かるようになっているので小さい子が「勝手に覚える」な絵本かなと思います。フラッシュカードで勉強、というより楽しんでゆっくり親しんでいけます。
アプリ
世界的に有名なDr. Seussの絵本シリーズはドルチサイトワーズが読めれば、ほぼ(75〜90%)読めるようにストーリーが作られています。少し覚えたところで絵本を開いてみて「読める!」「わかる!」が実感できると子ども自身のモチベーションがUPするかもしれないですね!