いまの子どもに『必要な経験は習い事よりも〇〇!?これからの時代を生き残る能力とは

こんにちは!年子姉妹ママ、たぬきです

たまに「うちの子朝から晩まで働くクルマ追いかけてて・・」「あまりに虫が好きで拾ってくるの・・」なんてママのボヤキを聞きます。

無類の電車好き、アンパンマン好きなど、なにか1つのことに『ハマって』いる子どもたち、見かけますよね!

たしかに、真夏に一日中工事現場にいるのも辛いし、家の中に虫を持ち込もうとするのも辛い!!!

しかし、実はこの子どもが何かのことにハマるという経験はものすごく重要で、将来の学習への態度や意欲に大きく関わってくるポイントだったりします。

やめさせたり、他の物を勧めたりしないでもったないです!!良い距離感でサポートする方法ご紹介します

この記事を読んで分かること
  • 『ハマる経験』で得られるもの
  • これからの時代に必要な4つのスキル
  • 親が注意すべきこと
  • ほど良い距離感で学習効果が倍増!
  • 『ハマる』経験をさせるには?
目次

『ハマる』経験で得られるもの

たとえば、お子さんが電車好きだったとします。外歩けば電車、観たい動画も電車、遊ぶおもちゃも電車。親はうんざりですが、当の子どもはとても楽しそう。

なにより、勝手に電車の種類や路線の名前覚えていきませんか?

うさ

だって大好きだモーン!

好きこそものの上手なれとはよく言ったもので、好きなものは圧倒的な速さで覚えていきます。

つまり、まずは記憶力が向上します。

そして、好きだからこそ「この電車はすごく大きいんだよ、でも人は乗れないの」と良いところ・悪いところの特徴を見つけられるようになります。

さらに「これは〇〇にしか走っていない電車だよ!」と地理の感覚も覚えてきたり、「この電車とこの電車は同じ路線を走るんだよ」と物の関係性を把握する能力なども身に付きます。

この、情報をまとめたり、繋げたりできるのはもう知能そのもの。知識が増えることが良いのではなく、知識を増やす過程を楽しめること、集中力が身につくことがポイントです。

  • 記憶力
  • 特徴を把握する能力
  • 物事の関係性を把握する能力
  • 情報を繋げて処理する能力
  • 集中力
  • 好奇心の発達

また、結果的に知識の量は考える材料の多さになるので、最終的に考えの深さにもなります。

たぬき

キャラクターやアニメ、ゲームでも良いのです!

一見役に立たなさそうなことでも、

好き→いろいろ覚える→情報を繋げる→探求するという仕組みは成立するので、最高の知育と言えると思います。

これからの時代に必要なスキル

国際団体の「ATC21s」が提唱している「21世紀スキル」というのをご存じでしょうか。

デジタル化が進む現代に必要とされるソフトスキルで、今の時代に子どもたちが身につけるべき能力とされています。課題設定能力や課題解決能力、良好な人間関係に築くスキルなど、いわゆる非認知能力です。

そのなかでも重要なのが4Cと呼ばれるもの。

4つのC

AIと共生していく未来では、「自分がどう思うのか」「自分の得意なこと・好きなことはなんなのか」を見つけ、問題の本質を深堀していくこと、自分と他者との違いを認識し、協働していくことが重要になってきます。

その第一歩が「自分が好きなこと・得意なこと」を見つけることで、小さい頃の『ハマる』経験というのはそのベースになるのです。

うさ

自分の得意なこと、言える?

日本の教育システムは全員が同じ教育を満遍なく受けるよう設計されているので学力の底上げとしては素晴らしく、いわゆる落ちこぼれでも読み書き計算はある程度できるようになってます。しかし、その分個人でアレンジできるバッファは極めて少なく、個人の得意や好み・興味関心で枝分かれすることがありません。

国際教育の観点で見るとどうでしょうか。

国際バカロレアでは横断的なテーマを深く掘り下げる学習スタイルですし、イギリス式は豊富な科目の中が用意されており、中等部ではすでに自分で科目を選択していきます。自分の興味を軸に掘り下げていくのです。

どちらが良いというものではありませんが、これからの未来、日本の公教育だけを受けていて本当にサバイヴできる能力が身につくのかは不安です・・・

親が注意すること

ただ、向き合う親にも注意が必要。

「子どもが数字にハマり始めた!よし!!」と、親が子どもの熱量を上回ってしまうことが多々あります。『ハマった』対象が親が好ましいものだった場合にありがちですが、これはNGです。

  • 親が先回りして情報などを与えすぎない
  • 『ハマる』対象について親が意見を言わない
  • 対象がコロコロ変わっても静観する

つまり、介入しすぎないことです。

たぬき

介入しすぎないことです!!!

大事なので2回言いました笑

子どもが自分で『これすき!』を見つけてきたからこそ熱量を持って楽しめるのであって、親から勧められるものは子どもはあまり興味がないのです。

また、対象がコロコロ変わると心配にもなりますが、新しい『すき』見つけられて良かったねぇくらいの気持ちで見守ってあげてください。

あまりに期待して課金し過ぎると、子どもが飽きてしまったときに「せっかく買ったのに!?」と変な感情が沸いてしまうので、ほど良い距離感、これが大事です。

ほどよい距離感とは?

遊び方の幅を持たせるためのさりげない提案、くらいのイメージです。「見守る」を基本スタンスに、子どもの興味に少しだけエッセンスを加えて提案してみましょう。

◆〇〇×英語

子どもが好きなものの動画を検索するときのwordを単純に英語にして検索してみてください。

たとえば 電車 子ども向け 動画train for kids movieに。好きなものであれば英語もどんどん吸収するので「少し動画観すぎかな?」なんてときは英語のインプットを割り切って観せてあげるのも手です。

◆〇〇×リアル体験

動画や絵本だけで楽しむのでなく、出来るだけ本物を体験できるところに連れて行ってあげましょう!キャラクターショーで実物に会えるとか、プリンセスになりきってドレス着て歩くとかも本人の興味を深める良い体験です。好きなものに触れる体験を親と共有することで、自分を理解してくれる!一緒に楽しんでくれるんだ!と自己肯定感アップに繋がります。

◆〇〇×知育

レゴやパズル、工作などに取り入れるのもおススメ。小さいブロックやはさみを使う工作などは少し難易度が高いですが自分の好きなものを起点にすると発想豊かに創造力を刺激し、挑戦が生まれます。本人が楽しんでいたら続ける、難しくて嫌そうなら無理強いしない、を心がけてくださいね。

『ハマらない』子もいる?

とはいえ、子どもの中には何にもハマらない子、ハマりにくい子がいます。

うちの長女がまさにそうで、キャラクター含め何かにハマることがほとんどありません。しいて言うなら、おままごとや買い物遊びが大好き、くらいでしょうか。

無理に何かにハマってほしい!!というわけでもないですが上記の理由から出来れば『ハマる』体験させてあげたいなとは思っていて、そのために広くアンテナを張れる仕組みを意識しています。

⓵図鑑

どこに興味を示すか分からないので、幅広くいろんなことに触れられるようにと何冊も図鑑を置くようにしました。

まずはこの幼児向けの定番図鑑を購入。これは1歳から楽しめます。


さらに3歳を前に簡単な図鑑を揃えました。これは「じぶんでよめる」シリーズと言って、その名の通り小さな子どもにも読みやすいようになっています。

全部写真で掲載されていて(イラストではない)、本自体のサイズが少し小さいので2~3歳の子が持ちやすいです。ページもすっきりしていて見やすいのに豆知識も豊富で大人が読んでも楽しいので、最初の図鑑にとってもオススメです!


これに慣れてきたらド定番のこれも購入したいなと思っています!賢い子の家には必ずあると言われる図鑑です。


⓶習い事

いまは英語×体操のマイジムに通っています。

習い事の多くは3歳~というものが多いので3歳になったら少しずついろいろ体験して本人の興味に合わせて絞っていこうと思っていますが、気になっているのはこんなところです。

  • 子ども英会話(アウトプット中心)
  • ダンス
  • biima sports
  • スイミング
  • 新体操
  • レゴ
  • STEAM系
  • ピアノ
  • ぐちゃぐちゃ遊び
  • ガールスカウト

公文や育脳系の幼児教室より身体を動かすものや情操教育の一環で出来るものが良いなぁと思っています。

⓷空想あそび

これはなんだ?という感じですが、普段の遊びや会話から子どもたちの『好き』や興味関心に気づけるように、空想しながら子どもと会話するようにしています

お絵描き中、赤でぐちゃぐちゃと描いていたら「これなんだ?人参かな?だれが食べてるんだろう?」とか、

一生懸命鍋をかき混ぜていたら「お弁当作ってくれる?お弁当持ってどこ行こっか?」とか、

買い物かごを持っていたら「なに乗ってお買い物行くの?」「車!」「何色のクルマかな?」とか。

具体的な人・場所・モノなどが子どもの口から出てくるような質問をして、いまの興味を知る、という感じです。

よく出てくるなぁというものに気づいたら図鑑で一緒に見てみたり、本物を見に行ったりして本人の興味を深めていけるといいなと思っています。

まとめ

私たちが生きてきた時代とはまた違う、『個』を大事にできる時代。そして、インターネットやSNSによって、その『個』のスキルでお金が稼げる時代になりました。昔ならゲームを職業にするプロゲーマーや動画で私生活をアップして広告収入を得るyoutuberなんて想像もしなかったですもんね!

これから10年後はどんな職業が出てくるのでしょうか。

いずれにしても『自分の得意なこと』で生きていける時代になっていくのは間違いありません。

内容がなんであれ、対象がコロコロ変わってしまおうが、その気持ちを大事にすることを教えてあげたいなと思います

きょうも読者のみなさま&ご家族がHappyでありますように!

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「知育の森」住人

◆テレビ局フルタイム勤務。1歳2歳の姉妹を子育て中。モンテソーリやイエナプランなど、子供の個性や特性を伸ばす教育を軸に知育実践中。元記者なので論文などエビデンスに基づく情報発信を心がけています。
◆TOEIC895点
◆東京⇄田舎(別荘)デュアルライフ
◆旅育での情操教育
◆海外への教育移住も検討中

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