HSC『繊細っこ』のトリセツ!向き合い方の工夫で親子ともにストレス軽減

こんにちは!年子姉妹ママ、たぬきです

HSC、繊細で敏感な子どもを育てるのってなかなか大変ですよね・・・

そこら中に地雷が埋まっている感じ(笑)なんだか毎日ビクビクしてしまいます

特に我が家の長女は外交的HSC、かつ刺激を求めるHSS型(High Sensation Seeking)という、なんとも育てにくいタイプ・・・

このタイプのお子さんを育てているパパママさんは多かれ少なかれ悩んでおられるのでは。

私の経験上、癇癪やイヤイヤに効果があったと思う方法をシェアしたいと思います。少しでもお役に立てればうれしいです

この記事を読んで分かること
  • HSS型外交的HSCの特徴
  • 長所と短所
  • トリセツ⓵(親側のメンタル編)
  • トリセツ⓶(グッズ編)
  • トリセツ⓷(日常生活編)
目次

HSS型外交的HSCとは?

HSP(HSC)はこの4タイプに分けられます。

長女のHSS型外交的HSCというのはHSPの中でも30%と言われています。5人に1人いるHSPのうちの30%なので全人口の6%。そんなに多くない数字なのに私の妹もコレにあたり・・・周りに多いな(笑)

具体的な特徴はこんな感じです。

  • 刺激を求めて出かけるが、外に出ると人混みや騒音が気になってぐったり疲れる
  • やりたいことは多いのに、考えすぎてチャレンジできない
  • やる気満々で物事に飛びつくが、すぐに飽きてしまう
  • 周囲からは明るく元気だと思われているが、実際は違う
  • 周囲からは落ち着いているように見えるが、実際はテンパっている
  • 初対面で打ち解けるのは得意だが、次第に距離ができる
  • 自虐で笑いを取ろうとするけど、いじられると傷つく
  • 大胆な行動をとるのに、小さなミスをずっと気にする
  • 好奇心旺盛だが、常に警戒している
  • 自己肯定感が低いが、自信は持っている

読んでて・・・わかりますか?矛盾が多いんです。

周囲から見ればとても社交的で頼りになる存在、しかし当の本人は周囲のイメージとは違い、家に帰ればぐったりと疲れてしまったりと矛盾する気持ちに苦しみがちなタイプです。

たぬき

そんなに疲れるなら人の目なんて気にしなくていいじゃん

妹にそう言ったら「それが出来たら苦労しないんだよぉぉぉぉ!!!おねぇちゃんみたいな繊細さの欠片もない人には分からないんだよぉぉぉ!」と怒られました笑

私は敏感に気づくけど完全に無視して自分を貫ける、これはまたこれでヤバイタイプです←おい

特徴が長所にもなる

本人からすると短所に目が行きがちなこのタイプですが、長女を見ていて良いところでもあるなぁと思うこともあります。

細かいことを気にする⇔細かい汚れも嫌なので綺麗好き

常に刺激を求める⇔新しいことに挑戦できる機会が多い

警戒心が強い⇔危険なことに対して自制できる

大胆かつ朗らかな次女は汚れを気にしないので食事の後片付けがものすごく大変なのですが、対して長女の食べ方はすごく綺麗。少し汚れても「拭いて」と手を出してくるくらいです。

また、次女は危機察知能力が低めで高いところからすぐ落ちたり、信号完全無視しようとしたり見ていてすごく危なっかしいのですが、長女は信号の概念を知る前から車への危険を感じて道に飛び出したりすることはなく、今では「危ないからね」と上手く自制が出来ます。

ほかにも、単純な長所として

・洞察力が高く大人の真似が上手く自立が早い

・感情の機微に敏感で、人にやさしい

・好奇心が強く質問が多いので発達も早い

みたいなところもあるなと思っています。

とはいえ全体的に「育てにくい」タイプであることは否めない。

四苦八苦して育てている私ですが、少しずつHSC子育てライフハックを編み出してきたのでご紹介しようと思います。

トリセツ⓵

まずは親の認識やメンタルを変える必要があります。

HSCの子どもは常にこんな感じなんです。

絵で見るとなんだかすごくストレス多そうなのが実感できませんか?

うさ

すごく辛そう・・・

イヤイヤが多かったり、わがままに見えるのは本人も抗えない不快感が積もって、理由がよく分からないままイライラしているんだと思います。

そんなときに人と比べて「△△ちゃんは良い子なのにあんたはいつも・・」とか「わがままばっかり言わない!」と頭ごなしに怒られたら・・・大人でも感情の処理できませんよね。

たぬき

疲れて甘えているだけなのに怒られたら悲しいよね

なので、原因不明の癇癪には『なんだかストレス溜まっているんだな。本人も辛いんだろうな』と思ってあげることが第一歩。

そして出来る限りの優しい目で(←これポイント)

「大丈夫大丈夫。ママ〇〇ちゃんの機嫌が直るまでここで待ってるからね。大丈夫よ」と、怒ってないよ安心して甘えていいよということを伝える。

HSCの子はママが怒りながら言っているのか、本当に受け止めようとしてくれているのか目で判断できます。これは私も驚きました、まだ2歳なのに・・・

こちらの感情が落ち着くと子どもも落ち着くことが多いので、そしたら手を繋ぐ、抱っこするなど肌に触れてあげてください。

敏感なので触られていると安心してさらに落ち着きます。

トリセツ⓶

物理的に解決できることは頼ります。

たとえば肌着やタオル。ご本人、着心地や触り心地すごく大事にされておられまして、お目にかなうものを提供できるかどうかが勝負です。

個人差あると思いますが、ご本人さまから好評いただいたものもいくつかご紹介しておきます。


肌着は多少高くても本当に質の良いものを使った方が良いです。これは肌触りが良くて長持ちするので何回もリピートいています。ベビちゃんのロンパースから使わせてもらっています。


タオルもふわふわ重視。ガイアの夜明けでも紹介されていた浅野撚糸さんのタオルです。すごく軽くて赤ちゃん包むのにも便利でしたし、乾燥機使っても肌触りの良さ維持しています。


あと、これは好み分かれると思うのですが、まぶしいのが苦手なようで帽子を夏は被っていることが多かったです。ただ帽子自体がイヤという子も多いですよね。

360°ツバのある帽子は嫌がりますがなぜかキャップだけは被ってくれるのでこれも愛用されておられます。


メッシュだからOKなのかはよくわかりません・・・「ママもお揃いにしよー!」と一緒に被ってくれるのが嬉しくて親子で気に入っています

うさ

とにかく衣服に注意ですね

食事でも敏感さが発揮されまして、とにかく混ざるのが嫌いです。カレーですら最初から全混ぜしてお出ししますと怒られます。HSCのお子様にはワンプレートより仕切りがあるお皿をおススメいたします。


本当によくくっつくし、ほかのお皿より深め。食洗器OKなので助かってます。

トリセツ⓷

最後に、一番シンプルで一番難しい方法をご紹介します。

それは『時間に余裕を持つこと』です。

これ・・・ママにとって一番むずかしいんですよぉぉ( ^ω^)・・・

分かってはいるものの、めちゃくちゃ大事なので一応ご提案させていただきます。

HSCの特徴でもあるように、とにかく「気持ちの切り替え」がすごく、すごく苦手です。寝起きの機嫌が悪い、登園渋り、癇癪でパニックを起こす、一旦機嫌が損ねるとしつこいほど長時間機嫌が悪いままなどはこの「気持ちの切り替え」が出来ないことが原因かと。

そしてこの「気持ちの切り替え」に必要なのはゆったりとした時間なんだと気づきました。

寝起きでゴロゴロしたり、着替えの前にTVをボーっと見たり、登園中にながーい道草をしたり。一見本当に無駄な時間で1分1秒を争う出社前なんかは内心『われなにやっとんねんコラー』なんですが、本人にとっては次の行動に向かう大事な大事な時間なのです。

コスパ・タイパ重視の夫なんかは特にこの時間許せないようです(笑)

その重要性を説いて下記ポイントを共有しています。

・極力急かさない

・次の行動を促す際もポジティブな言葉で

・出来る限り本人のタイミングや本人の意思で動けるように

最上レベルに難しいですが意識するかしないかでは大違いかなと思います。

まとめ

お調子者で話も上手く、一緒にいて楽しいのもこのタイプの子の特徴なのかなと思います。

もう少し大きくなれば、きっと子ども本人が気質のせいで悩むこともあるでしょう。そんなときに「あなたの良いところでもあるよ」と真っ先に伝えられる親になりたいです。子ども本人が自分について理解深められるように、分かりやすい漫画の本も一緒に。

きょうも読者のみなさま&ご家族がHappyでありますように!

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「知育の森」住人

◆テレビ局フルタイム勤務。1歳2歳の姉妹を子育て中。モンテソーリやイエナプランなど、子供の個性や特性を伸ばす教育を軸に知育実践中。元記者なので論文などエビデンスに基づく情報発信を心がけています。
◆TOEIC895点
◆東京⇄田舎(別荘)デュアルライフ
◆旅育での情操教育
◆海外への教育移住も検討中

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