1歳知育、脳の成長は寝る時間で決まる!?

こんにちは!年子姉妹ママ、たぬきです

以前「赤ちゃんの脳は、生まれたその日から毎日毎日、猛烈な勢いで発達をつづけている」とご紹介しました。

では、1歳になったあと の脳はどうなのでしょうか。

1歳頃の脳の成長のメカニズムと、その時期の親子の関わり方についてご紹介します。

この記事を読んで分かること
  • 1歳の脳の成長メカニズム
  • 「お利口さん脳」と「カラダの脳」
  • 脳の発育に必要なポイント
  • 毎日できる!発語を促す方法
目次

1歳は「お利口さん脳」の成長が始まる時期

0歳〜1歳の間には、生きていくのに必要な働きを担っている「脳幹」という部分が発達していきます。これは「カラダの脳」と呼ばれていて、ここが発達することによってハイハイやお座りができるようになったり、声を出して意思表示をすることができるようになります。

そして、1歳を過ぎる頃には「カラダの脳」だけでなく「大脳」の成長も始まっていきます。

この「大脳」というのは「お利口さん脳」と言われていて、この部分が育つと長期記憶の形成・理論的思考・理性的な判断など人間らしい能力が身につくことになります。

STEP
脳幹=カラダの脳の発達

ハイハイやお座り、声を出した意思表示が出来るようになる

STEP
大脳=お利口さん脳

長期記憶の形成・理論的思考・理性的な判断など人間らしい能力が身につく

うさ

1歳は歩けるようにもなったし、
STEP2の「お利口さん脳」を育てればいいんだね!

たぬき

NOooooo!
それが、
そういうわけでもないんだよ

「お利口さん脳」と聞くと「それが必要なのね!」と飛びつきたくなりますよね。

でも1歳に大事なのはまだまだ「カラダの脳」を育てることなんです!

「カラダの脳」を育てる重要性

お利口さん脳=大脳というのは、カラダの脳=脳幹が土台としてしっかり作られた上で初めて成長を始めます。賢くしようと最初から大脳への刺激ばかりを意識していても、脳幹をきちんと育てないと全く意味がないんです。

カラダの脳は食べる・寝る・歩く・呼吸をするなど本当に基本的なことを整えることで、0歳〜5歳くらいまでの間にゆっくりと育っていきます。きちんとした生活スタイルが確立され、カラダの脳が安定的に育って初めてそのほかの脳や身体の発達に繋がっていきます。

たぬき

何事も「軸」が大事だよね!

うさ

よく寝て、よく食べればいいのかな?それなら簡単そう♪

たぬき

そう!
答えはシンプルなんだよ。でも、できるかな?

まずは早寝・早起き・朝ごはん

意識すべきなのは「太陽のリズム」。

そして気をつけることはたった3つです。

  • 日が昇る頃に起きて、しっかりと朝日を浴びる
  • 日が沈む頃には休むモードに入り十分な睡眠を取る
  • 空腹を感じるまで身体を動かし、3食食べる
うさ

な、なんか、ものすごくシンプル・・・

朝9時や10児まで寝ているような朝寝坊の赤ちゃんってなかなかいないですよね。(そんなに寝てくれる赤ちゃんはラッキーすぎる笑)

なので、気をつける最大のポイントは「早寝」です。我が家も0歳のころはジーナ式で睡眠時間を管理できていましたが、育休が明けて働き始めるとお迎えの時間によっては寝室に入るのは21時を過ぎる・・・なんてこともありました。

いろいろ試行錯誤した結果、下記を実践することで21時前には眠りにつくことに成功しています。

  • ごはんは30分で終了(タイマーセット)
  • ごはん終了後そのままお風呂へ(おもちゃ等で遊ばない)
  • 歯磨きまで終えた段階でおもちゃ&絵本タイム(この時点で20時)
  • 30分遊んだあと、20:30には寝室へ

最初はなかなか難しいのですが、ルーティン化してくると子どもたちも次の行動が分かってきてスムーズに動けるようになります。各家庭に合うルーティンを作り、子どもに身体で覚えてもらうことが大事!

我が家はこのタイマーを使っています。色が変わって小さい子でも時間感覚を実感しやすい。


お昼寝を入れて、長女(2)は合計11~12時間・次女(1)は12~13時間寝るように心がけています。

我が家のルーティンや朝ごはんについては別の記事にもしているのでぜひ読んでみてください!

1歳に効果的なのは実況中継!?

規則正しい生活で脳の軸を整えた上でやっと「お利口さん能」へのアプローチです。

うさ

やっときた!なにすればいいのかな?

たぬき

0歳のころは五感を意識、だったよね

1歳になっても引き続き五感への刺激は重要ですが、このころになるとさらに意識したいのは「言葉でのコミュニケーション」です。

話しかけられるとシナプスが活性化し、言葉をどんどんインプットしていくようになります。いつも同じ人(ママ)だけでなく、パパや身近な大人、兄弟姉妹など違う人の声や話し方で声かけすることでさらに刺激が強まります。

私の一番のおすすめ方法は「実況中継」!!

うさ

なにそれ?おいしいの?

スポーツ中継とかでアナウンサーが選手の一挙手一投足を大声で解説してますよね。まさにあれです。

たとえば、一緒にお散歩しながら

「次の角を右に曲がって・・・小さな段差を見つけたね、登れるかな。あ、転んじゃった、膝痛かったかな。地面に手をついて起き上がって・・・次はどこに行こうかな。目の前に緑の葉っぱを見つけたね。葉っぱにさようならして、つぎは左に落ちている石が気になるね」といった感じ。

その際に下記を意識すると良いです。

  • 出来る限りきれいな日本語を使う
  • 色や形など形容詞も入れる
  • 痛い、まぶしいなど感情も入れる

まだまだ発語が進まない時期ですが、この時期に感情表現や動詞・形容詞を多くインプットを多くしておくとその先のイヤイヤ期などで自分の感情を言語化できるようになります。これは英語などの語学学習時もものすごく効果的だったのでオススメです。

もう1つおすすめは夫婦の会話を聞かせること。

我が家は家でも仕事の話を日常的にしていて、夫婦でよく激論を交わしているのですが(笑)、子どもとの散歩中やごはん中も構わず大人の会話を続けています。

もちろん子どもが話したいときには中断。でも子どもがなにかに集中しているときは構わず話して盛り上がっています。理解していないと思っていたのですが、隣でものすごく聞いていた(=インプットしていた)ようで、

うちの長女は2歳3か月のころにはすでに「もしかして・・・」「・・かもしれないね」「さすがにできないねぇ」など大人が使うような言い回しを使っていました。子どもってよく聞いてます・・・

まとめ

早寝早起きは慣れるとママの身体も楽!朝活でリスキリングできるなど良いことづくめです!まずは21時就寝を目指してみてください。散歩中は独り言のような中継も忘れずに(笑)

きょうも読者のみなさま&ご家族がHappyでありますように!

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「知育の森」住人

◆テレビ局フルタイム勤務。1歳2歳の姉妹を子育て中。モンテソーリやイエナプランなど、子供の個性や特性を伸ばす教育を軸に知育実践中。元記者なので論文などエビデンスに基づく情報発信を心がけています。
◆TOEIC895点
◆東京⇄田舎(別荘)デュアルライフ
◆旅育での情操教育
◆海外への教育移住も検討中

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